インターホン
病院看護部に助産婦課を/本郷キャンパス
多気 弘子
1
1味美加藤産婦人科医院
pp.64-65
発行日 1972年2月1日
Published Date 1972/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204320
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地方の個人経営の産婦人科に勤めてから2年間,繁多な仕事をともにしてきた同僚が,この5月より公立の総合病院で勤められることになった。その話をしている際に「助産婦の資格で入るより看護婦の資格で入った方が昇進が早いのではないか」との院長の言葉を耳にした時,ふと思い出したのが,以前看護協会助産婦会の総会でよく話題にされていた「助産婦の身分の確立について」という問題だった。その後どのように解決されたのかしら,とあれこれ思いながら何年か前に出席した時の東京総会の様子が目に浮んでくる。
日進月歩の医学,看護学の世界の中で,勤務の多忙さから助産婦の総会や学会から遠ざかること2年あまり,昔の諺でいうならば「井戸の中の蛙」のような私。今頃井戸の中からぶつぶつ声を上げては,笑いの種にもなりましょう。蛙の戯言と思われるかも知れません。戯言であればそれの方が良し。助産婦蛙のつぶやきを井戸の外へ向って声を出し叫んでみよう。
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