巻頭随想
一姫二太郎
大野 勇
1
1森永乳業
pp.9
発行日 1966年5月1日
Published Date 1966/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203177
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世間では,新夫婦に女児が初児として生まれると,一姫二太郎で結構なことだという.一つは女児は小さくてお産が楽だと言うことが理由であるが,主として男の子を熱望している家族が,産婦を失望させないためにわざという言葉である.
それが証拠に,男の子が生まれると『お手柄,お手柄』といって大喜びするのでもわかる.
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