口絵
輸血研究所
pp.2-4
発行日 1955年4月1日
Published Date 1955/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200820
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輸血研究所は,日本赤十字社の昭和23年以来の努力が実を結んで,昭和27年4月,日赤東京血液銀行として日赤中央病院に発足した。昨29年4月,機構の拡充強化をはかつて日本赤十字社輸血研究所と改称した。組織と管理部,血液銀行部,資材部,研究部の4部制で資材部は赤十字地方血液銀行で必要とする採血瓶,採血セツト,給血セツト等の供給と研究改良を任務とし,研究部は直接関係のある諸事項を学問的に究明して地方既設の血銀は勿論,今後計画するものの指導教育にあたつている。この完備した舎屋や設備は全国民からのお年玉郵便葉書寄附金中からの配分によつて出来上つたものである。
採血ビンは,完全無菌状態で,真空になつていて,内部に溶血液が注入されている。
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