特集 急性期脳卒中リハビリテーションup-to-date
今月のハイライト
pp.92-93
発行日 2017年2月10日
Published Date 2017/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200841
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「脳卒中治療ガイドライン2015」では,急性期リハビリテーションとして早期離床・リハビリテーションの介入の重要性が謳われ,早期からの高密度リハビリテーションの効果を実証した論文が高いエビデンスレベルで取り上げられ,早期介入がグレードAとして推奨されてきた.ところが,その後,豪州を中心とした国際研究(AVERT)による大規模RCTの結果が発表され,急性期高密度リハビリテーションが通常の密度のリハビリテーションより劣ることが示され,急性期リハビリテーションの方向に影を落としている.
本特集では,この点に焦点を当てるとともに,急性期リハビリテーションの基幹となる脳卒中ユニットについての最近の文献を含めて有効性を確認するとともに,急性期に問題となる脳循環リスク,病態別のリハビリテーション介入リスク,合併症とその管理などを取り上げた.
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