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                                    編集後記
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.498
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1999年5月10日
                  Published Date 1999/5/10
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108983
                
                - フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
・効率最優先とばかりに実力・能力まがいが横行し,対前年比利益率向上だけが重要課題の会社で,本来はあるはずの働くことの喜びも知らずにただ疲れたお父さんは,家に帰れば息子の偏差値がどれだけ上がったかが専らの話題,たまの気休めにとレストランに行けばレトルト食品紛いのものを食わされ,街を歩けばただ大きいだけが取り柄の店舗が増え温かい商店街は消えて,と,心豊かに生きていくには辛い世になってきた.いくら辛いとはいえその渦中にいて大いにその責任の一端を担いできた大人であれば,あきらめ,納得せざるも得まいが,起こってしまった結果だけが大人と等しく振りかかってくるのではとても子供らは我慢できまい.幼児虐待,体罰・いじめ,果てはストリートチルドレン等々,子供らは保護されていない.国連「子どもの権利条約」を持ち出すまでもなく,彼らが豊かに幸せに生きることは十二分に保証されるべきだ.本特集論文の根底に共通してある「子供の多様なニーズに応え,見放さない姿勢を持ち続けること」,これは全ての子供たちに当てはめられて良い.

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