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編集後記
pp.496
発行日 1997年5月10日
Published Date 1997/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108389
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・臨床診断はある程度正確にできたとして,その後の対応で痴呆そのものが良くなるわけではなさそうだし,比較的良い状態を維持してこれ以上悪くさせないとか,周辺症状をいくらか改善させるのがリハビリテーションなのかな,と思ったのですが,実際に多く行われているのは痴呆のリハビリテーションというより,ケアのような感じもしました.痴呆患者が急速に増えている現在,いろいろなところでいろいろな対応がなされており,その成果を科学的な論文として表現して,それらをさらに積み重ねていくことが必要です.そして確かなリハビリテーションの方法論を作っていって欲しいと思います.
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