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編集後記
pp.1218
発行日 1996年12月10日
Published Date 1996/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108271
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・医学・教育・職業・社会的リハはリハビリテーションの4つの柱ですが,なかでも障害児教育の専門家は「障害児」より「教育」のほうに関心があって,リハビリテーションという共通の土台で交流・連携することが少ない,とよく言われます.そのようなことが気になっていて,先日「特別なニーズ教育とインテグレーション学会(The Society for Study of Special Needs Education and Integration)」に出掛けてきました.この学会は略称SNE学会,昨年発足し,現在会員数230名,障害児教育の研究者,養護学校など現場の先生と障害当事者を含む市民で構成され,今年は2回目.「通級」,「病気療養児の教育保障とQOL」,「養護学校高等部の進路指導」,「学校-社会間移行」の問題等々,まさにリハビリテーション共通の話題が取り上げられ,議論されていました.相互のコミュニケーション不足を嘆く前に,このような学会に参加するのも共通の土台作りの第一歩です.
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