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編集後記
pp.394
発行日 1996年4月10日
Published Date 1996/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108096
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・いかに堅牢なシステムといえども所詮歴史的な産物であって,いずれ新しいものに取って代わられるもの.しかし一旦できあがってしまったものは,その存在自体が自己主張し始め,それを変えようとするものに抵抗する.中身にあった入れ物にすべきで,そうすれば中身も変わるだろう.それがうまくいかなくなっては全体が機能不全を起こす.戦後50年を経て,いままでの政治・経済・社会のシステムでは対応できなくなっているものが,例えば最近毎日のようにテレビ,新聞を賑わせている住専問題であり,エイズへの対応であろう.
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