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編集後記
pp.816
発行日 1993年9月10日
Published Date 1993/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107453
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・医療が高度化,複雑化するにつれて,さまざまな診療場面で一人の医師が的確な診断を即座に下し,自信を持って治療方針を決定するのはやさしいことではなかろう.医療訴訟が日常化しているアメリカで,このような意思決定に際しできるだけ客観性を持たせるために,臨床疫学,clinical dicision making(臨床判断学)という学問が生まれた.臨床医学に疫学的手法を加えて,診療における独断,偶然性,心理的陥穽などをチェックしようというものだ.そのためには従来のともすれば臨床から離れがちだった疫学的手法もさらにその目的,方法を明確にしたきめ細かなものにする必要があろう.
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