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編集後記
pp.646
発行日 1992年7月10日
Published Date 1992/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107126
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・リハビリテーションは他の臨床医学あるいは治療医学とは異なって,障害者の医学的な面ばかりでなく,彼の社会的・歴史的・個人的な生活にかかわって,それこそ「全人間的な復権」を目指して包括的に援助していくわけです.それに障害者のADLからQOLへと問題のあり様も変わってきているようです.障害者一人一人の生活・生き方の質はその数だけあり,リハビリテーションのゴールも多様です.リハビリテーションの現場では,治療者は単に治療の能力だけでなく,治療者自身の考えとか生き方が問われてくることもあるのではないでしょうか.ある場合には患者に教えられ,患者とともに成長していく.
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