特集 廃用症候群を治すには
今月のハイライト
pp.291
発行日 2009年4月10日
Published Date 2009/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101478
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現状と問題点(後藤正樹氏ら,295頁)
まず,「安静」と「臥床」を区別して理解したうえで,その結果としての廃用を理解する必要がある.急性期リハビリテーションの主要な役割として廃用予防があり,著者らは脳血管障害例において,座位立位,立位歩行訓練を行うための装具の早期処方を積極的に行っている.あらゆる疾患において廃用症候群の予防が重要であり,日中は離床して活動し,周りからの刺激を受けるという,「ヒトが生きていくうえであたりまえの環境」を整えることが必要である.
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