今月のハイライト

　二足歩行は，ヒト特有の移動様式である点で非常に興味深い運動である．また，その障害はADL上大きな介護負担となり，リハビリテーションにとって最大の問題である．歩行分析は，歩行障害の評価には欠かせないものとしてさまざまな方法論が研究されてきたが，それらはCTやMRIのように，臨床場面で診断・評価や訓練に利用されていない．

　本特集では，これまでに開発されてきた方法をきちんと臨床に応用すればここまで役立つという視点で，種々の歩行分析について解説して戴いた．