編集後記

　本誌「理学療法ジャーナル」の前身「理学療法・作業療法」が創刊されたのは1967年1月です．創刊22年後の1988年に「理学療法ジャーナル」（医学書院刊）と「作業療法ジャーナル」（三輪書店刊）に発展的に分離独立し今日を迎えました．この間に雑誌の総目次号は，第20巻13号（1986年）と第30巻13号（1996年）の2回発行されています．今回お届けする第35巻13号（増刊号）「総目次・著者索引　第21巻～35巻」は3回目の総目次号となります．内容的には第30巻13号に，その後の5年間を追加したものが第35巻13号になるのですが，根本的な違いは附属のCD-ROM（検索機能付き）の添付にあります．CD-ROMでは任意のキーワード（事項，著者名）検索により，「理学療法ジャーナル」に掲載された論文，記事の一覧を掲載時の早い順に供覧でき，かつ印刷も可能です．また，総目次の他に特集と講座については創刊号まで遡ってテーマ一覧を掲載しました．これを見ることにより，理学療法領域の発展の軌跡を概観できるのではないかと思います．

　総目次の編集・制作作業の追いこみに入った10月末に一人の読者からタイムリーな嬉しい問い合わせが編集室に寄せられました．「PT・OTの学生が卒業研究や実習中の課題を遂行するにあたり，最初の段階の手がかりとして邦文の雑誌のテーマを検索したい．PTジャーナルでは総目次のCD-ROMの発行予定はありませんか？」という趣旨のものでした．早速，「12月20日発行予定，乞うご期待！」のメールを返信した次第です．

　この総目次・著者索引がより多くの読者のお手元に届けられ，かつ有効利用されること期待します．