雑誌レビュー
“Physical Therapy”(1992年版)まとめ
松田 直樹
1
,
本川 由美子
1
,
安藤 信一
2
,
笹田 哲
2
,
小池 弘子
3
,
村永 信吾
4
1猿島協同病院リハビリテーション科
2杏林大学医学部附属病院整形外科理学療法室
3取手北相馬医師会病院
4亀田総合病院リハビリテーションセンター
pp.561-565
発行日 1993年8月15日
Published Date 1993/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103810
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Ⅰ.初めに
“Physical Therapy”はアメリカ理学療法士協会(APTA)の機関誌であり,1992年で第72巻となり英国理学療法士協会発行の“Physiotherapy”に次いで,理学療法の分野では歴史の深い雑誌である.1992年の構成は学会特別号1冊を含め全13冊で,前年からの継続特集である1号の「小児整形外科Part2」と12号の「Manual Therapy」の二つの特集を掲載している.1992年はこの特集論文を含めて,計77編の論文が掲載されている.特集論文14編以外を筆者の主観に基づき分類すると,運動生理・神経生理関係3編,運動学関係8編,整形外科疾患関係9編,脳血管障害関係2編,呼吸循環器関係4編,義肢装具関係1編,測定評価関係16編,物理療法関係13編,調査関係2編,教育管理関係4編,その他1編となっている.
“Physical Therapy”の特色は,幾つかの論文の後にはその論文に対する“Commentary”と,さらにそれに対する“Author Response”とが掲載されており,論文に対する客観的な学術的評価を行なっていることである.
本稿では各分野で筆者が興味をもった文献を幾つか紹介するが,紙面の都合上内容を詳細に掲載することはできないので興味のある文献に関しては原著を読まれたい.
なお[ ]内は( )が号,その後の数字はページである.
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