けんさアラカルト
自動血圧計の使いかた
大内 尉義
1
1東京大学医学部老年病学教室
pp.1376
発行日 1989年10月1日
Published Date 1989/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205204
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●自動血圧計とは
血圧を測定する方法には,大別して,動脈にカテーテルを挿入して動脈内圧を測定する直接法と,カフ法に代表される間接法の2種類がある.従来の水銀柱による血圧測定は当然後者であり,前者は心臓カテーテル検査,ショックの管理など特殊な目的に用いられるものである.自動血圧計は間接法による血圧測定機器であり,加圧,減圧,血圧値の読み取り,データの記録など,従来のマニュアル操作をすべて自動化したものである.自動血圧計には携帯性のない比較的大型のものと,患者に装着できる小型の携帯型のものがあるが,器械のサイズ,加圧方式,データの記録法などの点で違いはあるものの測定原理は同一である.
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