基礎実習講座
検査室における検体の廃棄方法
白戸 四郎
1
1神奈川県立衛生短期大学
pp.541-546
発行日 1984年6月1日
Published Date 1984/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203069
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検体というと血液,尿,便,喀痰,穿刺液(髄液,胸水,腹水,関節液,膿,その他),胃液,十二指腸液,切除組織標本などを意味することが多い.これらの検体の廃棄方法を検討する場合には,これらの採取に使用した使い捨て尿コップ,咽頭培養に使った綿棒(スワップ),採血に使用した使い捨て真空採血器,注射器,注射針,ランセットといった使用器具,あるいは患者由来の微生物を培養した培地,さらには標準血清,診断用血清など検査のために購入した生物学的試薬類も広義の検体ということになるし,解剖によって排出される汚物や組織片,実験動物屍体や実験動物汚物などもほぼ同じ基準で扱うことになる.
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