最近の検査技術
心機図
仁木 偉瑳夫
1
,
中村 喜久生
2
1国立八日市病院
2国立八日市病院内科
pp.923-929
発行日 1976年12月1日
Published Date 1976/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201232
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最近の循環器病学を振り返ってみると,いくつかの飛躍的な進歩が見られる.その一つとしてはEinthovenによって始められた心電図(1895年)である.この電気的検査法の導入は,電子工学の進歩に助けられて大きな発展を遂げた.またForssmannが自身の肘静脈から右室まで65 cmのカテを挿入することに成功し(1927年),30年ほど後Cournandらによって確立された心カテ法によって血行動態の検査ができるようになり,更にその応用によって多くの検査法が考案されている.また最近では超音波を取り入れた検査が新しい知見を与えてくれるようになり,発展の途上にある.
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