ひとこと
サイトスクリーナーの活動—研修と資格認定のシステム
田中 昇
1
1千葉県がんセンター研究所
pp.10-11
発行日 1974年12月1日
Published Date 1974/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200638
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細胞診に携わる技師に一般にcytoscreenerと称せられているが,厳密には(1) cytotechnologist,(2) screener,(3)標本作製技師の3段階に分けることができる.その仕事内容からの体系は,標本作製技師は塗抹,染色など標本作製業務に携わる.screenerはその標本についてscreeningを行い,異型細胞を選別し,cytotechnologistはその標本,細胞についてさらに検討を加え,その結果を細胞診医(cytopathologist)に提出する.細胞診医は最終的に診断をして臨床側に通告するというシステムになっている.しかし,日本ではそれほど,大規模な細胞診システムを有する施設がなく,screenerとcytotechnologistとの仕事上の厳密な区別はないのが現状であろう.
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