技術講座 生理
シグナルとノイズ・1
井川 幸雄
1
,
村崎
2
,
根岸
2
,
石山
3
1慈恵医大・中検
2慈恵医大
3虎の門病院
pp.57-59
発行日 1974年4月1日
Published Date 1974/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200430
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
生理学的検査が臨床検査技師の仕事として大幅に取り入れられ,生体から種々の情報(signal)を記録する仕事に携わる技師もますます増してきた.私たちの検査室にもその大量のデータが積まれている.その膨大な量をどうするかも問題だけれども,その前にそれがほんとうに情報なのか,あるいは器械から,生体からひろった雑音(noise)にすぎないのかという問題がある.まず"事実へzur Sache!"これがこの講座のねらいである.
2つの病院のベテラン(虎の門病院石山陽事,慈恵医大村崎義紀,根岸勇,近藤美佐子)が,お互いに問題を出しあって,データのなかの情報と雑音を判別し,その理由,根拠を率直に述べたものを編集してゆきたい.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.