ワンポイントアドバイス
特殊検体(便,膿,関節液,気管支洗浄液など)中の生化学成分測定と検体の前処理法
金原 清子
1
1虎の門病院臨床検体検査部化学分析室
pp.695
発行日 2010年9月1日
Published Date 2010/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102872
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
生化学検査の対象となる検体は,主に血清,血漿,尿などであり,測定試薬や分析機はそれらを対象として開発されたものである.実際にはさまざまな特殊検体が検査室に提出される.表に通常,検査部に提出される検体種を示したが,漏出性の体腔液のように血清に近い性状のものから,その性状が大きく異なる検体までさまざまである.検査に当たっては,測定だけでなく目的成分を適切に抽出する前処理操作にも十分な注意が必要である.
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.