増刊号 細胞像の見かた―病理・血液・尿沈渣
第3章 尿沈渣 これだけは知っておきたい成分と症例
6.蝋様円柱(2)
今井 宣子
pp.1215
発行日 2004年9月15日
Published Date 2004/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100828
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症 例:小児科,9歳,男性.
診 断:慢性腎炎症候群,ネフローゼ症候群.
尿外観:淡黄褐色,やや濁.
尿定性検査所見:pH6,比重1.015,蛋白(3+),糖(-),潜血(3+),ケトン体(-),ウロビリノゲン(±),ビリルビン(-),亜硝酸塩(-),白血球エステラーゼ(-).
尿沈渣所見:赤血球多数,白血球1~5/HPF,尿細管上皮細胞(3+),卵円形脂肪体(1+),ガラス円柱(3+),顆粒円柱(3+),上皮円柱(3+),脂肪円柱(1+),蝋様円柱(1+).
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