研究
肺結核患者の血中および尿中INH濃度について
友田 恒典
1,2
,
小山田 耕治郎
2
TOMODA TUNESUKE
1,2
,
OYAMADA KOJIRO
2
1大阪医科大学臨床病理学教室
2大阪阿武山赤十字病院
pp.405-407
発行日 1964年5月15日
Published Date 1964/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916767
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はじめに
肺結核患者の血中INH濃度に大きな個体差のあることはすでに内外の研究者によって報告されている事実であり,われわれの教室においてもこの問題についてすでに二,三の知見を報告して来た1)−5)。
臨床的に多くの患者を扱う場合,尿の検査によってその患者の血中の代謝状態を知ることは,非常に便利な場合もあり,また重症患者でも採血の苦痛を与えることなく診療の助けとなる場合もある。
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