今月の主題 臨床検査の標準化
技術解説
プール血清の作りかたと使いかた
古閑 十志子
1
,
中山 年正
2
Toshiko KOGA
1
,
Toshimasa NAKAYAMA
2
1虎の門病院臨床化学検査部
2虎の門病院生化学科
pp.1549-1556
発行日 1984年11月15日
Published Date 1984/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912413
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本稿におけるプール血清の作製法・保存法は,現在われわれが経験的に積み上げたものについて,アメリカ臨床化学会(AACC)のselected methodとの相違を挙げながら述べた.一方,現在の臨床化学検査項目・件数の爆発的増加と多項目自動分析機の普及はプール血清に対し,その品質向上の必要性を増大させている.この現状に対し,上記のプール血清作成法およびその周辺の諸点のつめは必ずしも十分とは言えず,今後さらに目的に合致した条件設定が必要である.
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