質疑応答
免疫血清 HBs抗体検査の判定/マット状の寒冷凝集の判定法
鈴木 宏
1
,
M子
,
鈴田 達男
2
,
岩倉 伸子
3
,
M女
1山梨医科大学第一内科
2東京医科大学血清学教室
3東京医科大学附属病院中央検査部血清検査室
pp.713-714
発行日 1983年6月15日
Published Date 1983/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911906
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〔問〕 肝機能検査でHBs抗原・抗体の検査を血球凝集法(RPHA,PHA)で実施し,確認試験まで行っております.肝炎などで長期療養中の患者さんの中にHBs抗体の不安定な方が時々みられます.例えば月1回,3〜4か月連続して検査すると(弱+),(−),(+),(−)というような結果となるため,判断に困っています.
PHA法の信頼性,またHBs抗体そのものの持続期間,抗体価の変化などについてお教えください. 〔問〕寒冷凝集素価の高いもの(1,024以上)の中に一晩冷中に置いても血球が管底に集まらず,マット状になるものがありますが,これはなぜでしょうか.そのような試験管を振ると血球が,対照と違ってギラギラした一様の粒子のように見えますが,これを凝集と言ってよいのでしょうか.お教えください.
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