私のくふう
ボールペン筒を使ったCRP判定器
福田 邦昭
1
1兵庫県立西宮病院中検
pp.517
発行日 1974年5月15日
Published Date 1974/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908535
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毛細管沈降法によるCRP検査において,液底に沈下した沈降物の量(高さ)を測定して判定する際,反応を起こさせた毛細管の後上方に少し離して光源を置き,毛細管の下部後方に黒いボール紙などを置き,落下光線で見ると読みやすいとされている.
身近にある不要になったクリスタルボールペンの筒を利用して簡単な判定器を作った.筒にmm単位の目盛りを刻みつけ,色を塗り込み,抜きとった芯のあとに毛細管を入れて測定する.クリスタルを使用しているので体温計の目盛り判読と同じように少し角度を変えてやると毛細管が倍の太さとなり沈降物が見やすく便利である.
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