技術解説
滴定法の入門
松村 義寛
1
1東京女子医大
pp.155-158
発行日 1960年3月15日
Published Date 1960/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905676
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臨床化学検査はもとより正しい値が必要であるが,そのうえ迅速に結果が得られねばならない。現今ではエレクトロニツクスの進歩のために光電比色計や炎光光度計,pHメーターなどが化学検査のうえで最もよく利用せられるようになつた。
しかし容量分析法(滴定法)は所要器具が簡単なのと正確さに優れている点で捨て難いものである。ことに標準液,基準液の調製にあたつては重量分析法が面倒であるから容量分析にたよることになるのでその手技は基本的の重要性を有する。
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