私のくふう
細胞診における好酸球顆粒染色の変法
五十島 美千子
1
,
林 真也
1
,
坂本 直喜
1
,
森田 俊
1
1信楽園病院病理
キーワード:
好酸球
,
ビーブリッヒスカーレット
,
ギルのヘマトキシリン
Keyword:
好酸球
,
ビーブリッヒスカーレット
,
ギルのヘマトキシリン
pp.996
発行日 2001年9月15日
Published Date 2001/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904864
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1.はじめに
好酸球顆粒を染めるルナ染色1)は,顆粒が橙から赤に染まり,好酸球検索に有用であるが,鉄ヘマトキリンを使用しているため,その都度,染色液を作製しなければならない.また,細胞診において,原法5分間の染色時間では,染まっている顆粒の数が少ないように思われる.そこで,ルーチンに使用している細胞診ヘマトキシリン(ギルのヘマトキリン)を利用し,顆粒が濃く染まる方法を検討した結果,使用時染色液作製の必要がない下記の方法が適当と思わる.
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