今月の主題 悪性リンパ腫
総論
ホジキン病の分類と病態
北川 昌伸
1
Masanobu KITAGAWA
1
1東京医科歯科大学医学部感染免疫病理
キーワード:
Reed-Sternberg
,
細胞
,
RS
,
細胞
,
Hodgkin細胞
,
CD30(Ki-1)
,
CD15(Leu M1)
Keyword:
Reed-Sternberg
,
細胞
,
RS
,
細胞
,
Hodgkin細胞
,
CD30(Ki-1)
,
CD15(Leu M1)
pp.271-277
発行日 1996年3月15日
Published Date 1996/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902848
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ホジキン病は,病理組織学的に,Reed-Sternberg(RS)細胞という特異的な腫瘍細胞と,リンパ球,好酸球,好中球,形質細胞,類上皮細胞や線維芽細胞などの背景炎症性細胞とが,種々の程度で混在する像の見られる疾患単位である.両構成単位の混在のしかたや線維形成の程度などによって4つの亜型,すなわち,リンパ球優勢型,結節硬化型,混合細胞型,リンパ球減少型に分類される.各々の亜型によって腫瘍細胞の性格や病態に差があって,腫瘍細胞の起源の異なる疾患群である可能性もあり,今後も本態の解明に向けて研究を要する.〔臨床検査 40:271-277,1996〕
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