学会だより 第8回サンプリング研究会例会
コックの腕が一流でも素材がだめだと良い料理はできぬ
伊藤 機一
1
1神奈川県立衛生短期大学
pp.880
発行日 1994年8月15日
Published Date 1994/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902056
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1994年4月9日,桜花満開のなか,第8回サンプリング研究会例会が佐守友博博士(日本医学臨床検査研究所総括部長)を実行委員長に新大阪イベントホール"レ・ルミエール"で開催された.今回の主テーマは"外注検査とサンプリング"である.6千億円市場と言われる臨床検査の外注化は医療法改正という追い風を受け,ますます増加の一途をたどっている.遺伝子解析,ビタミンやホルモンの微量分析といった先端技術は今や大学病院を上回っているともいえる.
このような医療環境下にあって今回のテーマは時宜を得たものと言え,参加者も病院検査室,検査センターを中心に250名にも及び,活発な論議がされた.
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