増刊号 心電図が臨床につながる本。
Ⅴ章 症例カンファレンス
Case1 高度な徐脈を呈した心房粗動の1例
中村 俊博
1
,
麻生 明見
1
1独立行政法人国立病院機構九州医療センター臨床研究センター/循環器内科
キーワード:
心房粗動
,
房室伝導比
,
房室ブロック
,
減衰伝導
,
不顕伝導
Keyword:
心房粗動
,
房室伝導比
,
房室ブロック
,
減衰伝導
,
不顕伝導
pp.1316-1320
発行日 2016年10月30日
Published Date 2016/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201002
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現病歴・既往歴
患者は73歳,男性.元来健康で,特に心疾患の既往はなかった.50歳ごろから健康診断で第1度房室ブロックを指摘されていたが,治療は不要と判断され,以後,自覚症状はなく経過していた.しかし,20XX年の健康診断で著明な徐脈を指摘され,当科を受診した.失神の既往はない.内服薬も特になかった.
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