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今月の特集2 百日咳,いま知っておきたいこと
—百日咳の検査診断①—培養・同定法
Culture and identification methods of Bordetella pertussis
岡田 潤平
1
1京都山城総合医療センター臨床検査課
キーワード:
百日咳
,
検体採取
,
分離培養
,
搬送用綿棒
Keyword:
百日咳
,
検体採取
,
分離培養
,
搬送用綿棒
pp.742-747
発行日 2016年7月15日
Published Date 2016/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200876
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Point
●Bordetella pertussisの検出のための検体採取には,鼻咽頭洗浄液や鼻咽頭吸引液の使用を推奨する.
●鼻咽頭分泌物を綿棒でサンプリングする場合,不飽和脂肪酸の含有量が少ないポリウレタン製の綿棒,チャコールを含有した保存用培地,あるいはESwabTM(Copan Diagnostics社)を使用する.
●分離培地はBordet-Gengou培地あるいはボルデテラCFDN寒天培地を使用する.
●分離培養の適応は百日咳様の症状が出現してから2週間以内とし,それを過ぎた場合はPCRや血清学的検査を適応する.
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