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今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
血液ガス分析のエッセンス
A standard method of blood gas analysis
脇田 喜登
1
,
今井 裕一
2
1愛知医科大学 総合診療科
2愛知医科大学 腎臓・リウマチ膠原病内科
キーワード:
代謝性アシドーシス
,
アニオンギャップ(AG)
,
呼吸性代償
,
マジックナンバー15
,
A-aDO2
Keyword:
代謝性アシドーシス
,
アニオンギャップ(AG)
,
呼吸性代償
,
マジックナンバー15
,
A-aDO2
pp.782-786
発行日 2014年7月15日
Published Date 2014/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103947
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●pH,PaCO2,HCO3-から代謝性,呼吸性,アシドーシス,アルカローシスを評価する.
●代謝性アシドーシス,アルカローシスでは,実測HCO3-+15=予測PaCO2で代償される.
●実測PaCO2=予測PaCO2ならば正常の代償機構,実測PaCO2>予測PaCO2ならば,呼吸性アシドーシスの合併,実測PaCO2<予測PaCO2ならば呼吸性アルカローシスの合併と診断できる.
●基準値はそれぞれアニオンギャップ(AG)=12,HCO3-=24,Na-Cl=36である.AG=Na-(Cl+HCO3-)からAG正常か増加かを判断する.
●A-aDO2=150-(PaCO2/0.8)-PaO2を計算し,拡散障害を評価する.
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