病院の広場
小さな病院のあり方
田淵 昭
1
1国立大竹病院
pp.21
発行日 1971年9月1日
Published Date 1971/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204417
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私は本年3月広島大学医学部を停年退職し,第18回日本医学会総会に出席した後,4月10日に広島県大竹市の国立大竹病院に赴任した.
大学から小さな市の国立病院に移り,病院の運営も十分でないときに日本医師会の保険医総辞退にあった.病院もその余波をうけて外来患者は2割前後増加したが,入院患者数には影響はなかった.これらの経過のうちに,小さな末梢地域の総合病院は現状のままでは存在の意義は失なわれていると考えるに至った.
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