第18回日本病院学会臨時増刊号 一般演題の部
5月31日(第3日)演題36〜60
36.37.患者アンケートよりみた二食制について,他
泉田 紀伊子
1
,
竹沢 静子
1
1河野臨牀医学研究所付属北品川病院
pp.37-50
発行日 1968年10月20日
Published Date 1968/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203448
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治療食を除く一般入院患者に対して,ただ慣習的に3食2,400カロリーを慢然と与えているのが現状ですが,病院給食の実態は莫大な残飯量をだし,一方4時間毎の半ば強制的な食事による胃のもたれを訴える患者の少なからず見うけられることは,われわれの経験するところであります。こうした現状をみる時,当病院においても昨年の9月より一般常食,軟食を対象に2食制を試験的に実施してまいりましたので,その功罪を発表し,皆さまの御批判をいただきたいと思います。
2食制を実施する前に,職員および患者を集め説明会を開き,ついで目的と利点を書いたアンケート用紙を患者に配布し,2食制に対する賛否を問いました。その結果,過半数以上の賛成をえて2食制に踏み切りました。
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