特集 患者への心づかい—T.L.C.
国道に面した一総合病院の騒音の実態について—第1報:質問調査成績
芦沢 正見
1
,
久保田 美恵子
1
,
岩佐 淳子
2
,
中村 友輔
3
,
藤田 篤雄
3
,
長沢 長治
3
,
加藤 英夫
4
,
西郡 まさ
4
1東京大学医学部衛生看護学科
2厚生省保険局医療課
3社会保険埼玉中央病院
4社会保険埼玉中央病院内科
pp.27-32
発行日 1964年3月1日
Published Date 1964/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202302
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調査の対象となったこの病院の環境は,東京都に通ずる1級国道に直接面しているため,たえず交通騒音の影響をうけている状況にある(写真・図参照)。われわれは病院の環境管理の上からこの状況下に在院している患者たちが,このような騒音を一体どう感じているかを調査し,他方騒音そのものの音量レベル,周波数帯構成,発生頻度,間隔等について実測し,近時公害としても,問題となっている交通騒音と病院環境との関連について寄与しようとしてこの調査を行なった。以下,質問紙による調査成績を第1報に,騒音測定成績等を第2報に分けて報告する。
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