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アメリカの病院数と病床数の動き
大久保 正一
1
1日本大学医学部病院管理学教室
pp.43-51
発行日 1962年6月1日
Published Date 1962/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201933
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伝染病患者,行旅病者を収容することをおもな目的とした昔の病院は恐るべき死の家であった。今日の病院は健康を回復し,生命の延長をはかることのできる喜びと希望の家にかわった。そして医学の進歩,技術の革進につれて複雑,精密な器具,機械が装備され,またよく訓練された多数の医師をはじめ従業者がいきいきと活動している。恐怖の病院から喜びの病院に移行するには相当の年月を経て,質的にも,量的にも病院は変化を起こしたに違いない。その変化の模様をアメリカの病院数,病床数の年次変動から観察しようとしたのがこの研究の目的である。
アメリカの病院は,病院協会のリストに登録病院としてのること,病院認定合同委員会の認定をうけること,インターン病院の指定をうけることなどを,きそって希望する。
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