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病棟の考え方と成り立ち
今村 栄一
1,2
1国立東京第一病院
2厚生省病院管理研修所
pp.13-18
発行日 1955年3月1日
Published Date 1955/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200933
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病棟は病院活動の中心である。給食,ハウス・キーピング,検査,中央材料室,医療事務その他病院の活動として挙げられるものは,すべて病棟における業務の土台であり補助である。従つて病院の管理を合理化し進歩せしめるにはまず病棟をどう扱うかという態度の決定から踏み出されるべきである。検査を中央化し,入退院業務を中央化しようと企てても,病棟が古い形態のまま壁を高くしておさまつていたのでは,動きがとれないことになる。そこで病棟のあり方を出発点からもう一度見直してみようと思う。
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