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編集後記
pp.230
発行日 1980年3月15日
Published Date 1980/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102122
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先日,先輩の結婚式に出席した.日頃むさくるしい彼が,お色直しで,真白なタキシードを着て現れた時はおもわず顔が綻んでしまった.花嫁は聖路加看護大学を出て現在某保健所で保健婦をしている人である.「○○さんは,聖路加を卒業後“現在の医学では筋ジストロフィーを治すことは出来ない.でも鍼灸でその痛みを少しでも和げることが出来れば”と言って夜間の鍼灸の学校に通い,その資格をとった非常に努力の人です……」と彼女の大学時代の恩師が祝辞を述べられた.
式の帰り,彼女と鍼灸の学校で同級生だったという友人と一緒になった.彼は画家の卵で,将来イタリアへいって絵の勉強をする際,向こうでアルバイトが出来るように鍼灸師の資格をとり,現在柔道整復師の学校にも通っているということである.
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