Japanese
English
特集 血糖自己測定(SMBG)―限界から可能性へ
Discussion
SMBGを使用する哲学
Philosophy of the life with self monitoring blood glucose
瀧野 博文
1
,
南 昌江
2
,
宇都宮 建一
3
,
斎藤 誠
4
,
大谷 敏代
,
内潟 安子
5
1諫早総合病院 内科
2南昌江内科クリニック
3アークレイ株式会社 セルフケア事業部
4バイエルメディカル株式会社東京第一支店
5東京女子医科大学 糖尿病センター
pp.191-204
発行日 2004年3月15日
Published Date 2004/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100144
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
世界に先んじて臨床研究がなされたわが国におけるSMBGの歩みを,永い間開発に携わった宇都宮さんから,開発における苦労や歴史,現場でのニーズや会社のニーズといった,われわれが知らないようないきさつなどを最初にお話しいただきます.次いで,ユーザーの立場から,また医師の立場から,自分にとってのSMBGの位置づけを,たとえば「お財布のようなもの」とか,「飾りのようなもの」とか,「手足のようなもの」なのかといった,自分とSMBGとの距離感をお話しいただきます.また,斎藤さんにはSMBGをセールスしている立場から,SMBGという商品を売るときのポリシー,苦労,限界といったことをお聞きします.というのは,SMBGというのは商品としては非常に特殊な商品で,誰にでも「買ってください」というようなものではありません.そのあたりにセールスの特殊性があると思うのです.
そして最後に,今後の展望について,メーカーの立場,医師の立場,患者の立場から述べていただきます.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.