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特集 外来診療のテクニック—匠に学ぶプロのコツ
《耳疾患》
耳管疾患に対する治療法選択のポイント
Key points for selecting treatments of Eustachian tube dysfunction
増田 正次
1
Masatsugu Masuda
1
1杏林大学医学部耳鼻咽喉科学教室
キーワード:
耳管狭窄症
,
耳管開放症
,
心療内科
,
耳管通気
,
ステロイド鼓室内投与
,
鼓膜チューブ留置術
,
バルーン耳管開大術
,
生活指導
,
生理食塩水点鼻
,
耳管ピン
Keyword:
耳管狭窄症
,
耳管開放症
,
心療内科
,
耳管通気
,
ステロイド鼓室内投与
,
鼓膜チューブ留置術
,
バルーン耳管開大術
,
生活指導
,
生理食塩水点鼻
,
耳管ピン
pp.420-425
発行日 2022年5月20日
Published Date 2022/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203039
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POINT
●筆者は大学病院の耳科外来のみならず,地域医療最前線の診療所でも診療を行っており,その経験から本稿を記述している。筆者の個人的意見も含まれた内容である。
●鼓膜穿孔のない成人を想定した耳管狭窄症・開放症の治療フローを示す。
●即効性のある保存療法を初診時に提供し,良好な医師-患者関係を速やかに構築する。
●耳管狭窄症に対しては,耳管通気,鼻処置,薬物治療,鼓膜切開術,鼓室内ステロイド投与術,鼓膜チューブ留置術,バルーン耳管開大術の選択肢がある。
●耳管開放症に対しては,生活指導,生理食塩水点鼻,漢方薬,耳管処置,耳管ピン挿入術の選択肢がある。
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