症例検討会 骨・軟部腫瘍20例
(症例17)右大腿軟部腫瘍
品川 俊人
1
,
牛込 新一郎
1
,
南郷 明徳
2
,
加藤 寿太郎
2
,
片場 嘉明
3
,
長田 博昭
4
1聖マリアンナ医科大学病理
2聖マリアンナ医科大学整形外科
3聖マリアンナ医科大学第1外科
4聖マリアンナ医科大学第3外科
pp.523-525
発行日 1980年5月25日
Published Date 1980/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908614
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患者:41歳,男性.
臨床経過:昭和53年8月,右大腿後面に小児手拳大の腫瘤に気付くも放置.同11月検診で胸部X線上異常陰影を指摘され,54年1月当院を訪れた.同2月転移性肺腫瘍の診断で左肺下葉切除を受けたが,大腿部腫瘤は生検のみで終つた.術後消化管出血とこれによる貧血が認められ,同2月胃部分切除を受けた.その後局所の放射線治療と抗癌剤投与を受けた後,同4月大腿部腫瘤を摘出した.この時点では13×14×16cmの大きさとなつていた.現在中等度血沈亢進以外著変なく経過している.
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