専門分野/この1年の進歩
日本手の外科学会―この1年の進歩
阿部 正隆
1,2
1岩手医科大学整形外科
2第40回日本手の外科学会
pp.1140-1141
発行日 1997年10月25日
Published Date 1997/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908351
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第40回日本手の外科学会を終えて,この1年間の歩みを見ると,手の外科領域で,高度な診療を行っている施設が大変多くなっているのに驚かされている.また,施設によって大きな特色があるようである.というのは,ある限られた領域は非常に高度だが,あまり力を入れない領域があるなどで,これはスタッフの問題予算の問題,その他の要因があり,止むを得ないことであろう.これを患者の立場から見ると,このままでは済まされない問題である.これを効率よく解決するのが学術集会であり,研修会であろう.その意味で,今回の日本手の外科学会学術集会はその責任の一端を果たすことが出来たと考えている.
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