Japanese
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シンポジウムI Multiply operated backの心因性要因
Multiply operated backの精神科的要因についての対策とその問題点—3症例を中心にして
Psychic Aspects of Multiply Operated Back
平林 洌
1
,
片山 義郎
2
,
丸山 徹雄
3
,
石田 暉
3
Kiyoshi HIRABAYASHI
1
1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
2慶応義塾大学医学部精神神経科学教室
3慶応義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
1Department of Orthopaedic Surgery, School of Medicine, Keio-Gijuku University
キーワード:
multiply operated back
,
腰痛
,
low back pain
,
精神科的要因
,
psychic aspects
Keyword:
multiply operated back
,
腰痛
,
low back pain
,
精神科的要因
,
psychic aspects
pp.247-253
発行日 1981年3月25日
Published Date 1981/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906298
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いとぐち
腰痛疾患に対する保存的および手術的治療の成績は,病態の究明や手術手技の進歩によつて着実に向上しているが,その反面少数ながらも愁訴が持続し,予期したほどの改善をみない症例に悩まされることもある5,7).その結果として,ともすればmultiply operated back(MOB)に移行する危険性をはらむものとなつてくる.
われわれはMOBをもたらす原因的事項について,腰椎疾患,わけても腰部椎間板症を主として,その診断上および手術手技上の諸問題,さらにはpsychogenicoverlayに関してすでに指摘してきた6).
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