Japanese
English
誌上シンポジウム 運動器画像診断の進歩
MRIによる関節軟骨評価の進歩
Advances in MR Imaging Techniques of Articular Cartilage
渡辺 淳也
1
Atsuya WATANABE
1
1千葉大学大学院医学研究院整形外科学
1Department of Orthopaedic Surgery, Graduate School of Medicine, Chiba University
キーワード:
核磁気共鳴撮像
,
magnetic resonance imaging
,
MRI
,
軟骨
,
cartilage
,
変形性関節症
,
osteoarthritis
Keyword:
核磁気共鳴撮像
,
magnetic resonance imaging
,
MRI
,
軟骨
,
cartilage
,
変形性関節症
,
osteoarthritis
pp.953-958
発行日 2014年11月25日
Published Date 2014/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200047
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
MRIは関節軟骨の評価における中心的なモダリティであり,軟骨の損傷や変性の診断に極めて有用である.近年,MRI機器や撮像技術の進歩に伴い,より高い信号雑音比,より高い空間分解能での形態評価が可能となってきた.また軟骨中の分子構造変化を鋭敏にとらえることが可能な新しいMRI評価法が臨床応用されつつあり,軟骨変性の早期診断や軟骨変性度の定量的評価に有用な方法として期待される.今後,変形性関節症に対する予防医学の発展や軟骨損傷に対する再生医療技術の進歩などに伴い,軟骨の詳細な形態的,質的MRI診断の重要性はさらに高まるものと考えられる.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.