増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
5 鑑別と併存
Q45 一般精神科医は統合失調症と発達障害をどう捉えていますか?
鷲田 健二
1
,
山下 理英子
1
,
青木 省三
1,2
1公益財団法人慈圭会慈圭病院
2公益財団法人慈圭会精神医学研究所
キーワード:
統合失調症
,
schizophrenia
,
発達障害
,
neurodevelopmental disorder
,
精神病状態
,
psychotic state
,
環境調整
,
environmental adjustment
Keyword:
統合失調症
,
schizophrenia
,
発達障害
,
neurodevelopmental disorder
,
精神病状態
,
psychotic state
,
環境調整
,
environmental adjustment
pp.661-662
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206950
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A 統合失調症は,青年期に好発する原因不明の精神病です。遺伝的要因に環境要因が複雑に絡み合い,発症すると考えられています。幻覚妄想などの異常体験や自我障害,抑うつや意欲低下,認知機能障害などその症状は多彩です。一方で発達障害は,生まれながらにして精神面や行動面の発達につまずきがあり,生活に支障が出る場合を発達障害と言います。しかしその鑑別は非常に難しいことが多く,経過の中で評価していきます。
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