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資料
日本におけるてんかん概念の胚胎—緒方「扶氏経験遺訓」と本間「内科秘録」
A Time-Point Progressed to the Modified Knowledge on Epilepsy Entity: A Historical Review
小泉 衡平
1
,
和田 豊治
2
Kohei Koizumi
1
1福島県立矢吹病院
2東北大学精神医学教室
1Fukushima Prefectural Yabuki Mental Hospital
pp.645-648
発行日 1969年8月15日
Published Date 1969/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201509
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癲も癇も古い言葉であるが,ひとつにはてんかんそのものの概念が,とくに他種精神病との区別において,さして確立していなかつたことも原因して,それが今日のてんかんの意味を確実にするのは比較的新しいことに属する。その時点9)は,漢医学の基盤に洋医学の基盤が入りこんだ接点であつて,実は今をさる100年ほど前,本間棗軒(1814-1871)の「内科秘録」からとみられている。
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