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編集後記
喜納 勇
pp.1042
発行日 1986年9月25日
Published Date 1986/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110245
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潰瘍性大腸炎に長く罹患した患者さんに大腸癌が発生した症例の提示そのものが本号の主題である.
しかし,本邦におけるその症例数は驚くほど少ないと言わざるを得ない.今の状況で主題として取り上げることは時機尚早という意見も編集委員会ではあった.しかし,潰瘍性大腸炎の内科的治療が主流となって何年にもなり,近い将来これらの症例から率は低いにせよ(欧米でも約3%)癌が発生するはずなのである.
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