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編集後記
西上 隆之
pp.1102
発行日 2001年7月25日
Published Date 2001/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103290
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胃や大腸の多発癌については,すでに「胃と腸」の主題で胃は2回,大腸は1回取り挙げられているが,食道の多発癌の特集は今回が初めてである.どの論文も,現在日本の第一人者と称される研究者が執筆しており読み応えがある.食道癌の発生頻度は胃や大腸と比べると,およそ1/10である.食道の多発癌の発生頻度はその発生する面積が狭いにもかかわらず,胃や大腸の多発癌と比較して同じか,それ以上に高そうである.なぜであろうか.今回は小澤論文が分子生物学的検討を加えている.
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