今月の主題 新しい糖尿病の臨床
話題
第15回日本糖尿病学会関東甲信越地方会から
池田 義雄
1
1慈恵医大第3内科
pp.472-473
発行日 1978年4月10日
Published Date 1978/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207813
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連日3日間氷点下を記録した東京地方,そして上信越地方では大雪という知らせを聞くなかで,第5回関東甲信越地方会が,都市センターホールで開かれた.例年午後から1会場で行われていたこの学会は,本年度から会場を2つに分け,しかも午前から口演発表がもたれることとなった.1施設3題以内と制限されたなかで,発表された演題は54を数えた.地方会の楽しみは,各施設から寄せられる興味深い症例報告にある,本年度も26題と,約半数がこの症例報告で占められた.そのほかは,病態生理に関するもの9題,治療に関するもの6題,臨床統計3題ほかである.
ところで,今回の地方会の最大の特色は,一般演題の発表が終わったあとで,日本糖尿病協会関東甲信越ブロックと合同でパネルディスカッションを持ったことである,以下,地方会からの話題として,一般演題の2,3と「日本糖尿病協会と学会との協力はいかにあるべきか」と題したパネルディスカッションについてとりまとめ,紹介したい.
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