X線メモ
Silhouette Sign
山中 延元
1
1日医大放射線科
pp.562
発行日 1970年5月10日
Published Date 1970/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203078
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胸部単純X線写真の読影にあたっては正面像のみならず,側面像も同時に観察することが必要であるが,正面像しか観察できない場合も少なくない.この場合,肺野にある異常陰影の位置をある程度推測できるSignが,B.FelsonのいうSilhouette Signである.FelSonの行なった実験を自分自身で追試して確かめ,おぼえておくと便利である.
1)心辺縁の一部または全部を見えなくする陰影(Silhouette si-gn)は前肺野にあり,中葉・舌部・上葉のanterior segment・前縦隔・oblique fissureの前部・前部胸膜腔にある.
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